この記事を書いた人:パピ
北海道で家を選ぶとき、間取りや価格と同じくらい大きい判断材料があります。雪をどうするかです。
わが家は中古で一戸建てを買って住んでいましたが、その家を売って、いまはマンションに住んでいます。両方に住んでみて分かったことを書いておきます。

一戸建てに住んでいたころ
除雪機で、自分で除雪していました
冬は除雪機を使って自分で除雪をしていました。これがものすごく大変でした。
朝、出かける前に家の前を空ける。日中に降れば夕方にもう一度。降り続く日は、それを何日も繰り返します。旅行から帰ってきたら、まず玄関にたどり着くための除雪から始まる、ということもありました。
雪は「たまにある災害」ではなく、毎日の家事です。しかも寒い外でやる家事です。
暖房費はひと冬で十数万円
暖房は灯油でした。少し大きめの家だったので、灯油だけでひと冬十数万円かかっていました。
売って、マンションに移りました
理由は3つあります。
- 除雪の負担。これがいちばん大きな理由でした
- 娘の進学のタイミング。動くなら、ここしかないという時期でした
- 交通の便のいい場所に住みたかったこと
並べてみると、そんなに珍しい理由ではありません。でも、この3つが同じ時期に重なったのが決め手でした。
移ってよかったこと
除雪がなくなった
いちばんはこれです。雪が降っても、朝の予定が変わらない。この差は住んでみるまで想像できませんでした。
暖房費がひと冬2〜3万円に
マンションは都市ガスで、ひと冬2〜3万円ほどです。十数万円からこれになりました。上下左右に部屋があるぶん、熱が逃げません。同じ北海道の冬でも、建物が変わるとここまで違います。
利便性が、圧倒的に良くなった
これは予想以上でした。とくに実感するのが、飲みに行ったあとです。
タクシー乗り場までの距離、待つ時間、そもそもタクシーがつかまるかどうか。ここがまったく変わりました。冬の夜に外で待つ時間が短いというのは、それだけで生活の質が上がります。
一戸建てのほうがよかったこと

しまう場所がない
アウトドア用品をしまう場所です。テント、コンロ、椅子、クーラーボックス。一戸建てのころは物置に放り込んでおけたものが、マンションだと置き場所を考えることになります。
外で焼肉ができない
そしてこれです。気兼ねなく外で焼肉やバーベキューができる。北海道の暮らしでは、これはけっこう大きい価値です。庭で火をおこせるかどうかは、生活の楽しみの量に直結します。
いまはキャンプ場に行ってやることになりました。それはそれで楽しいのですが、思い立ってすぐ、とはいきません。
それでも、いまはマンションでよかったと思っています
正直に書くと、一戸建ては一生のうちに一度経験すれば十分かな、というのがいまの気持ちです。
庭で火を使えるのも、物置に何でも放り込めるのも、たしかに良かった。でも、それと引き換えに冬のあいだずっと除雪と向き合うことになる。最終的には、マンションのほうが住み心地はいいんじゃないかと思ってしまいます。
これは家族構成や、住む場所や、雪の量でも変わる話です。ただ、両方に住んだ人間の実感としてはこうでした。
北海道で家を選ぶ方へ
- 除雪を誰がやるのかを、間取りや価格と同じ重さで考える
- 一戸建てなら、除雪機を置く場所と、雪を捨てる場所があるか
- 暖房の種類(灯油か都市ガスか)で、ひと冬の費用が桁違いに変わる
- マンションなら、外で火を使えないことを納得できるか
- 子どもの進学など、動くタイミングは限られています
まとめ
北海道の家選びは、南向きかどうかより雪をどうするかのほうが、暮らしへの影響が大きいです。わが家は一戸建てからマンションに移って、除雪と暖房費を手放すかわりに、庭で火を使う楽しみを手放しました。
どちらが正解ということはありませんが、両方やってみた結果として、いまの選択には満足しています。


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