この記事を書いた人:パピ
北海道に住んでいると、冬は「耐えるもの」になりがちです。雪かきがあって、道路が滑って、朝はマイナス。ただ、家族で出かけるようになってから、冬にしか行けない場所が北海道にはいくつもあると気づきました。
この記事は、わが家がこれまでの冬に実際に行ってよかった場所と、何度か冬旅をして分かったことをまとめたものです。それぞれの詳しい話は個別の記事にありますので、行き先を決める前の下見に使ってもらえたら。
1. トマムのアイスヴィレッジ(2月・占冠村)

冬の北海道で「これは他所では見られない」と思ったのが、星野リゾート トマムのアイスヴィレッジです。氷でできたドーム型の建物が並んでいて、中から灯りがもれて壁が透ける。氷のバーがあって、氷の滑り台があって、氷のセイコーマートまであります。
むすめは滑り台から離れなくなりました。大人は氷のグラスでお酒を飲めます。マイナス20度近い夜ですが、寒さより先に「すごい」が出る場所です。
詳しくは【トマム】星野リゾート トマムのアイスヴィレッジ。氷の街に灯りがともる2月の2泊に。
2. 紋別のガリンコ号で、流氷の海へ(2月・紋別市)

流氷を見るだけなら陸からでも見えます。でも氷の上を船で割って進むのは、砕氷船に乗らないと体験できません。紋別のガリンコ号は、氷がきしむ音と船の揺れが体に来ます。
この日の朝はマイナス18度でした。車のドアを開けた瞬間に鼻の中が凍る感じがして、「流氷がここまで来るわけだ」と納得します。港では「今日は流氷はほとんどない」と言われていたのに、沖に出ると海面が埋まっている場所がありました。行ってみないと分からないのも流氷らしいところです。
詳しくは【道東】サロマ湖鶴雅と紋別のガリンコ号。流氷とマイナス18度の朝、丸瀬布の山の宿に。
3. 雪の日本庭園(小樽・朝里川温泉)

遠出をしなくてもいい冬なら、小樽のおたる宏楽園です。庭のある宿で、春はしだれ桜、夏はバラ、秋は紅葉、冬は雪。冬の庭は、松と灯籠と雪だけになって、いちばん静かです。
部屋に露天風呂が付いているので、雪を見ながら入れます。札幌から車で1時間かからないので、雪道の運転が不安な年でも行きやすい。
詳しくは【小樽・おたる宏楽園】四季ぜんぶ見た日本庭園の宿に。
4. スキーとスノーボード(2月〜3月)
むすめは毎年、2泊3日のスキー合宿に行きます。その間にママは友人とニセコへ行って、スノーボードと温泉と日本酒。家族が同時に別々の雪遊びをしているのが、わが家の2月と3月です。
北海道に住んでいる利点はここで、日帰りでも行ける場所にスキー場がいくつもあります。旅行として組まなくても雪で遊べる。
詳しくは【北海道の冬】むすめはスキー合宿、ママはスノーボード。雪と過ごす2月と3月に。
5. 年越しは家で、蟹をひたすら食べる(12月31日)
これは出かける話ではありませんが、北海道の冬の行事として書いておきます。わが家の大晦日は、おせちを2種類そろえて、特大のいばら蟹を食べる会です。800グラムの毛ガニが小さく見えるサイズが来ます。
詳しくは【わが家の年越し】おせち2種類と特大のいばら蟹に。
冬旅をして分かったこと
防寒はスキーウェア一式でいい
「厚手のコート」では足りません。マイナス18度の朝や、砕氷船のデッキに出る場面では、スキーウェアの上下がいちばん確実です。北海道に住んでいるなら家にあるものなので、これは楽なほうの結論でした。
屋外のイベントは夜が本番
アイスヴィレッジも、宿の庭のライトアップも、暗くなってからのほうが圧倒的にきれいです。そのぶん冷えるので、日中に体力を使いすぎないほうがいい。
予約が要るものは先に押さえる
ガリンコ号のような乗り物は、当日ふらっと行って乗れるとは限りません。宿を決めたら、そのあとすぐに予約するくらいでちょうどいいです。
早起きが必要なものは、正直に諦める
トマムの霧氷テラスには、まだ一度も行けていません。早起きが必須で、早起きが苦手な家なので、毎回「次こそは」と言っています。行けないものを日程に入れると、その日ぜんぶが崩れます。無理のない予定にしたほうが、家族旅行はうまくいきます。
冬の宿は1泊8万〜10万円がひとつの目安
これまでの宿代を並べてみたところ、北海道で「部屋にお風呂がある」「食事がしっかり出る」条件だと、この帯に落ち着きました。詳しくは【全部公開】家族3人の旅、宿代はいくらだったかに書いています。
次の冬に行きたいところ
- トマムの霧氷テラス。今度こそ早起きする
- 層雲峡の氷瀑まつり。まだ家族で行ったことがありません
- もう一度ガリンコ号。流氷が多い年に当てたい
まとめ
北海道の冬は、住んでいると「早く終わってほしいもの」になりがちです。ただ、氷の街や流氷の海や雪の庭は、この土地に住んでいる家族がいちばん行きやすい場所でもあります。せっかく近くにあるので、毎年ひとつは行くことにしています。






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